松本名誉教授インタビュー

一生会うことの無い人たちが、僕が作った歌を、最高です、って。
───作詞家のお仕事をされていて、良かったなって思うことはありましたか動画を見る
松本教授(以下「M」): やっぱりね、あの知らない街に行った時に、アーケードを歩いていて、
あれ、これどっかで聞いたことがあるなと思ってずーっと行くと、
自分で作ったっていうのがわかって。
それからコンサートに行った時に「うわーっ」って皆が、
その誰かが歌ってる自分が作った歌に向かって、みんなで「うわーっ」って言って
立ってみんな1つのコールを起こしたりとかっていうのはやっぱり、
あーっ良かったなあって思いますね。

とか、あとえっと例えばテレビ観てまして「あなたにとって、歌どうですか?」とか
何とかが好きです、って言ったときに、僕の作った歌を、こう言って、
あー、良かった、知らない人がこんなね、まったく知らない人が、
まったく一生会うことの無い人たちが
僕が作った歌を、もうあれが最高です、って。
あれはもう、幸せな時にかかって、今は彼女とうまくいってますみたいなこと言われると、
あーよかったっていうのがありますね。

───曲の力や歌詞の力ってって本当に凄いものがあると思います
M:それと後やっぱりあの印税が入ってくるんですね。
印税は3月/9月/6月/12月って、年4回入るんですけど、その時に通帳を見るのが非常に嬉しいですね。
これは現実です。

その通帳の額によって、今度は今日はあの器を買おうとかあの絵を買おうとか、
あの服買おうとか何か食べに行こうとか、色々自分の事、自分をこうシェイプアップできますね。
でそれが素直な話、やっぱり印税が入るのが嬉しいです。
知らない人がどういう顔をするか、聞いて何か感動してくれたり、
何かヒントになってくれたら、本当に、それもやっぱり嬉しいですね。はい。

───普段、楽器を演奏されたりとか歌を歌われたりすることはありますか?動画を見る

M: ピアノを多少弾きますし、あの結構、カラオケ屋に友達とみんなで行きますし、
カラオケボックスの会員証を持っていますし、カラオケはよく行きます。

───ご自分が作詞された曲とか歌われますか?
M: 歌います、歌います。それがやっぱりあの、一緒に行った人間が期待してますから(笑)
純粋に歌える歌を歌います。歌えない歌は歌わないですね。

───歌がお好きであったり、ピアノを弾くことは作詞をする上で繋がったり役立ったりするものなんでしょうか?
M: うちにピアノはないもんですから、ピアノを弾いたりなんかりしないんですけど、
えっとあんまりその、そういうのは楽しんでますよね、はい。
でやっぱりあの、この一ヶ月お酒を飲んでないんですけど僕は、
たとえば酒入ってカラオケボックスに行って人の作った詞を見てる、
見ちゃうんですよ、ずーっと
何言ってるかてのを歌詞を・・・そういうのって良くないですね、あんまりね。
遊びは遊びでちゃんとしなきゃいけないし。
それがないとちょっとごちゃごちゃになっちゃってる時がありますけど。
ま、仕方がないですね。職業病みたいなもんです。

───どんなお仕事でもありますもんね。
M: そうですよね。はい。

───たとえば、作詞家を目指す生徒さんがいらっしゃるんですけども、
その時に楽器ができた方がいいよ、とかそういうのはありますか?

M: それはね、えっとね、
できればできただけなんかまたプラスになりますし、
できなかったらできなかったでいいですし。

例えば作詞家だったら、もし時間があるんだったら
どっかで楽器習えばいいですし、
別に習う必要もないですし、もっとやることがあるんじゃないかって、
気がしますよね。

───もっとやることっていうのは、
先ほどおっしゃったみたいに街をみるとか・・・

M: その方がいいと思いますよ。

たとえば楽器を弾けたから、ヒット曲が出来るとか・・
それよりも、音楽を聞いたほうがいいですよ。CD聴けばいいです。

楽器できるとかできないって、あんまり関係ないような気がしますね。


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